10・15モード燃費とは?
10・15モード燃費についての解説。
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10・15モード燃費とは?
10・15モード燃費は、自動車のカタログやパンフレットなどに用いられる国土交通省で審査された燃費数値で、市街地走行を想定した10パターンの走行と郊外の走行を想定した15パターンを合わせたモード燃費でガソリン、軽油などの燃料1リットルで走行できる距離をkmで数値化したもので単位には、「km/L」が使用されます。2011年4月からは、新たな試験モードとして、10・15モード燃費からJC08モード燃費に変更されるようになります。
10・15モード燃費の測定方法
10・15モード燃費の測定には、国土交通省で定められた条件で行われ、測定は、実走ではなく、車両重量区分毎に決められた負荷を掛けたシャーシダイナモ上で行われます。
国土交通省認可時の10・15モード燃費測定条件
・3000kmの慣らし走行後の車両
・完全暖気状態(60km/hで15分暖気後に測定)
・走行抵抗に車両重量と2名乗車分(110kg)を加算設定
・搭載電装品電源OFF
・エアコンOFF
以上の状態で計測されます。
10モード燃費測定パターン
- アイドリング状態(20秒)
- 20km/hまで加速(7秒)
- 20km/hをキープして走行(15秒)
- 20km/hから減速し停止(7秒)
- アイドリング(16秒)
- 40km/hまで加速(14秒)
- 40km/hをキープして走行(15秒)
- 40km/hから20km/hまで減速(10秒)
- 20km/hから40km/hまで加速(12秒)
- 40km/hから減速して停止(17秒)
15モード燃費測定パターン
- アイドリング(65秒)
- 50km/hまで加速(18秒)
- 50km/hをキープして走行(12秒)
- 40km/hに減速(4秒)
- アクセルOFF状態(4秒)
- 40km/hから60km/hまで加速(16秒)
- 60km/hをキープして走行(10秒)
- 60km/hから70km/hまで加速(11秒)
- 70km/hをキープして走行(10秒)
- 70km/hから50km/hまで減速(10秒)
- 50km/hをキープして走行(4秒)
- 50km/hから70km/hに加速(22秒)
- 70km/hをキープして走行(5秒)
- 70km/hから減速して停止(30秒)
- アイドリング状態(10秒)
10・15モード燃費は、以上の方法で10モードでの測定を3回、15モードでの測定を1回行った結果から算出されます。
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