ブースターケーブル接続手順(画像付) - Cars Japan

バッテリーが上がってしまった時の応急措置として、他の自動車のバッテリーとブースターケーブルで接続し、エンジンを始動するという方法があります。このページでは、他車とブースターケーブルで接続し、エンジンを始動する方法と、注意点を紹介しています。

もし、ブースターケーブルで接続しても、エンジンが始動しない場合は、余分な電力を消費する電装品(カーオーディオなど)が全て、ＯＦＦになっているか確認し、エンジンの始動に全電力を投入し、救助車のエンジンの回転を上げて故障車のセルを回します。それでも、始動しない場合は、ブースターケーブルを接続した状態で救助車のエンジンを回したまま、20〜30分放置する方法があります。この方法は、例えば、救助車が故障車よりも小さい場合にも有効な方法です。以上の方法でもエンジンが始動しない場合は、ブースターケーブルの太さに問題があるか、ブースターケーブルの接続に問題があるか、もしくは、救助車両のバッテリー容量が低すぎるなどが考えられます。

ブースターケーブルも用途にあったものが必要です。細いケーブルで許容を超える容量のバッテリーに使用すると熱をもち、火災などの原因にもなります。また、ブースターケーブル接続直後にエンジンを始動すると過剰な電流が流れやすく大変危険です。必要に応じたバッテリーケーブルをご使用下さい。また、接続時に片手にブースターケーブルをまとめて持つと、クリップ部分が接触し大変危険です。クリップ先端が接触しないようにご注意下さい。また、故障車がエンジン始動した後は、しばらく、アイドリング、できれば、30分〜1時間程度走行した後、エンジンを停止してください。

電装品の消し忘れ等の心当たりがなく、バッテリー上がりを何度も繰り返し起こしてしまう場合、オルタネーター(エンジンの動力をバッテリーに充電する装置)の故障が考えられます。オルタネーターに故障が見受けられない場合はバッテリーの劣化が考えられます。